脱毛後に毛嚢炎ができたら?

脱毛した後に、毛嚢炎(もうのうえん)ができることがあります。

毛嚢炎とは、どのような症状なのでしょうか?

また、毛嚢炎ができてしまったら、どのように対処すればいいのでしょうか?

毛嚢炎とは

毛嚢炎とは、毛嚢(毛包)の炎症で、毛包炎とも言います。

原因は、ブドウ球菌の感染です。

毛嚢炎(folliculite)

毛嚢の炎症で、通常ブドウ球菌感染が原因である。

「医学大辞典(新装版)」朝倉書店(2008)

見た目はニキビとよく似ていて、症状としては、肌に赤いブツブツが現れます。

脱毛で毛嚢炎が起こる理由

脱毛すると、肌の環境が一時的に変化し、毛穴の奥の毛包に雑菌が感染して毛嚢炎が起きやすくなります。

普段は、肌にいる常在菌がうまくバランスを取っていますが、脱毛によって肌が乾燥したりてバリア機能が低下すると、ブドウ球菌が悪さをしてしまうのです。

ただし、毛嚢炎は必ずしも脱毛によって起こるとは限らず、髭剃り後のカミソリ負けや、夏場に汗をかきやすい場所にできるブツブツも毛嚢炎のことがあります。

毛嚢炎ができやすい部位

毛嚢炎ができやすいのは、皮脂が多く分泌されるところや、蒸れやすく雑菌が繁殖しやすい部分です。

具体的には、おでこ、背中、ワキ、足(腿やふくらはぎ)、VIOなどです。

夏場、そういった場所に、赤いブツブツができたことはありませんか?

それは、もしかしたら毛嚢炎かもしれません。

毛嚢炎ができてしまったら?

毛嚢炎ができたとしても、1週間ほどで自然に治ることが多いです。

1週間くらいで瘢痕を残さずに治癒する。

「最新医学大辞典」医歯薬出版(2005)

基本的な対処法は、肌を清潔にし、しっかりと保湿をすることです。

ただし、刺激の強い(肌に合わない)石鹸を使ったり、タオルでゴシゴシこすったりするのは避けましょう。

また、余計な刺激を与えるのは良くないので、無意識のうちにブツブツを触ったりしないように気をつけましょう。

多くの場合は自然治癒しますが、毛嚢炎の範囲が広がってきたり、痛みや痒みがひどくなってきたりしたら、医療機関で受診してください。